おもちゃの日常

まこさんの記事では男性と女性では求めるものが違って、それによってすれ違いが生じやすいことについて書かれています。
特すれ違いが生じやすい例がセックス。
女性はそこに「心の交流」を求め、男性は「入れさせてくれる」という事実を求めると。


＞おそらく、様々な場面で女は『心』を求め、男は『事実』を求めるのだとしたら、
男女の間でよく聞く『なんでわかり合えないの？』の解決のひとつがあると思いません？


記事の中の一文ですが、これが妙に自分の中でストンと納得できてしまいました。
なるほど、だから奏さんと私は「なぜ伝わらないんだろう？」というやり取りがよくあったのかと。
奏さんと関係を持ってから、奏さんは私にたくさんの『事実』をくれました。

どんなに時間が遅くても、寝る前には必ずおしゃべりしてくれる。
仕事が忙しくても疲れていても、遠距離の私と月何度も会う時間を作ってくれる。
私が泣いたりすねたり落ち込んだりすれば、話を聞いて元気になるようにしてくれる。

そんなたくさんの『事実』をもらっていながら、私は奏さんを信じられずにいました。
だってメールしてもいつも返事だけのことが多いから。
会ってから今まで「好きだよ」なんて甘い言葉も態度ももらったことなんかないから。
そこに奏さんの『心』が見えない気がして、とてもとても不安だったんです。

その不安も、上の一文に当てはめて考えてみると何だかわかりやすいですね。
私は『心』に比重を置いているから、奏さんにたくさん好きだと伝えてきた。
でも奏さんは『事実』に比重を置いているから、余計なことは言わず会う回数を重ねた。
どちらが悪いということはなく、ベクトルが全く正反対だったんですね。

じゃあ、この正反対のベクトルを少しずつでも交わらせるにはどうしたらいいんでしょうね。
それは記事の中で、まこさんがこういう風に書かれています。


＞男性は『事実』であげたつもりになっていると知ることは大事ではありませんか。
そして、それを踏まえてお付き合いしたらいいと思うのです。
＞もちろん、それを甘んじて受け入れるわけじゃないですよ。
＞女性は『心がほしいのだ』と男性に教えて差し上げるのです。
だって、男性は『事実』をあげることしか知らないのだから。


これも自分の中でとても納得できました。
というよりは、無意識に奏さんに対して実行していたように思います。

奏さんはあまり言葉に出さない人だと最近はわかっているので、そこに対しては文句は言わない。
そのかわり、私が嬉しくて幸せだと思うことを奏さんにしてあげる。
例えば奏さんに時々何でもない簡単なメールを送ってみる。
「今日は月が綺麗ですね」とか「今日も一日お仕事頑張ってください」だとか。
奏さんをおしゃべりしてるときは、できるだけ奏さんに対する気持ちを言葉にする。
「○○されてとても嬉しかった」、「奏さんと○○してると落ち着くし幸せ」などなど。

ただこれは奏さんを変えたいとかいう気持ちでなく、ただ自分がされて嬉しいことをしてただけですが。
でもこれを今までずっとやっていたら、少しだけ奏さんは前と変わってきたんですよね。
今まで応答だけだったメールに一文がつくようになったり、空いた時間に電話をくれるようになったり…
何より嬉しいのは奏さんが「Hanaと○○してるときが一番落ち着く」など、自分の気持ちを言葉にしてくれるようになったことです。

これは、言葉にしないといちいち不安になる私に困った奏さんが頑張ってくれた結果かもしれませんが…
それでも少しは地道に言葉で『心』を伝えてきた成果かなーとも思いたいですよね＾＾
相手を一生懸命に思う気持ちが全く伝わらないなんてことはないと信じているので。
そしてお互いが相手を思いやって、少しずつ努力していけばどんどんいい関係になれると思っています。
そのうちに私にとって嬉しいことが、ちょっとずつでも奏さんの嬉しいことになったら幸せ。
もちろんその逆も然りです。

何だか長々した文章になってしまいましたね。
今回のまこさんの記事では、今まで疑問に思っていた事柄がきちんと言葉にされいて目から鱗の気分。
何となくでしか自分の中で納得していなかったものに言葉を与えてもらえるのは、とても安心できます。
ああこういうことだったのか、何だそんなに悩みこむことでもなかったんだなぁと。
もちろんまこさんも書かれているように全ての方に当てはまるものではないと思いますが…
でも私と奏さんの間では、当てはまる部分が多かったように思います。
ぜひ奏さんのように不器用な男性やS男さんとお付き合いしてる方は一読をおすすめしますよ＾＾


最後にこの記事をブログに書くことを快く了承してくださったまこさん、ありがとうございます。
これからも素敵な記事楽しみにしていますね♪