おもちゃの日常

多少解してもいきなり後ろに突っ込んだら死ぬほど痛い
我慢強い私が痛いやめてって叫ぶくらいには
わかっててやられてるんですけどね
「これでもう俺のこと二度と忘れないだろう？」
ああ、殺してやりたい

でも裂けたり出血したりしない自分の丈夫な体が憎い
痛くて仕方ないのに体の芯が震えるほど嬉しかった自分が嫌い

あんなに辛くて痛かったのになぜか涙は出なかった
泣いてなんかやるもんかって心のどこかで思ってるからかな
涙なんか見せない、おもちゃは泣いたりしない
私はおもちゃだけど奴隷にはなりたくないの
どんなに抵抗したって最後には全て奪い取られるんだろうけど

でもその最後の時まで、少しくらいは抵抗したいじゃない