おもちゃの日常

少し自分でも自分の感情の変化が不思議。
二度目に会うときは会うのが怖くて怖くて、でも少し期待してた。
三度目のこの間は半分不安で緊張してたけど、半分嬉しかった。
今度は･･･ただ単純に会えるのが嬉しいなぁ。
もちろん酷いことされるのは嫌だし不安な気持ちもあるんだけど、でも嬉しい。

彼はセックスの最中は私にたくさん酷いことをする。
どんなに嫌がってもおしっこを飲まされるし、痛いと泣いても無理やり後ろに入れられる。
私の体は本当に彼のいいように扱われるおもちゃになってしまう。
でもそれ以外では、彼は絶対に私をそんな風には扱わない。
たまにからかうように嫌がることをしてみせるけど、おもちゃだとは思っていない。
私の話をたくさん聞いて一緒に笑ってくれて、ちゃんと私という人間を認めてくれてる。
私はわりと人の視線や気持ちに敏感なほうだから、見下されているときはすぐにわかる。
相手が自分を対等に認めていないときはすぐにわかる。
でも彼にはそれがない。

何となくそれがわかったから、私は怖くなくなったのかもしれない。
大丈夫、この人に任せても大丈夫。
きっと上手に私を壊してくれるって思える。

今までちゃんとお付き合いしてたって私を見下していた人はいた。
私が一生懸命話すことを、ただ自分が利用するためだけに聞いていた人も。
だから私みたいな人間は対等に認めてもらえないんだって気持ちがどこかにあって･･･
よく彼にも「何でそんなに自己評価が低いの？」とよく聞かれるんだけど。
でも彼は少なくとも私を対等に見てくれてる。
たくさん可愛いとほめてくれて認めてくれてる、それがすごく嬉しい。
彼の言葉で私は本当に可愛いくなれる気がするから。

彼と毎日たくさん話をして、私は彼を信用できたんだね。
例えもしそれが私を心から壊すために彼が計算してやっていたとしても怖くない。
だってそこまで綺麗に騙されるなら、それはそれで本望だから。

なんだ、私はすごくいい人に出会えたんじゃないか。
何も怖くない、大丈夫。
嬉しいなら嬉しいと素直に尻尾を振ろう。
彼がほめてくれる通りにもっと可愛いくなれるように努力しよう。
いつ終わるかもしれない関係だからこそ、今できることを精一杯やらなきゃね。
何も怖いことなんてない。