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いい子

仕事でも恋愛でも、基本私は「いい子」ちゃん。
明るくて協調性があって、それなりに気を使って自分のマイナスの感情はできるだけ表に出さない。
仕事ではこれは特に何の問題もない、というより社会人としてこれが普通だと思う。
ただ恋愛になると、これが欠点になってしまうのが不思議。

悲しいとか、それは嫌だとか、自分のマイナスの感情が上手く相手に伝えられない。
波風立てるのが嫌だから、相手にそんな感情を見せて嫌われたくないから。
たいていのことは自分の中に飲み込んで我慢して収めてしまう。
今までそんな風にしてきたから、彼に対してもそういう気持ちで色々と押さえ込んでしまっていた。
でも先日、ついに我慢してきてそれが爆発してしまった。

私と彼は共通の知人が結構いて、その知人達も交えて話したり遊ぶことがよくある。
もちろんその中には女性もいるし、世話焼きの彼は彼女達が楽しめるように気も使う。
私はわりと放っておかれてるけど、それは彼が私を信用してるからなのはよく分かってた。
だから全然平気と思ってたはずなんだけど、自分でも知らない間にそれが気になってたみたいで・・・
それがいつも通りのお喋りの最中、彼がふと言った一言で爆発。

「Hanaは放っておいても大丈夫だけどね」

全然大丈夫じゃない!ってその台詞で無性に悲しくなってしまった私は、彼との電話を急に切断。
本当は、大丈夫だっていう自分を彼の前で演じてきた自分が悪いんだけどね。
もっと早い段階で素直に言っておけばよかったのに「いい子」ちゃん見せちゃったから。

そのあとかけ直してくれた彼に「話したくない」ってメール送って駄々こねて、あやされてもう一度電話。
こうこうこれが嫌でイライラする、悲しいって話したら笑われてしまった。

「Hanaとは距離があるのに毎月2~3回会ってるし、毎日話してるよな?
俺は一番お前にかまってるのに何言ってんだ?」

「わかってる、そんなのわかってます!でも嫌だったんだもん・・・」
「だろうな、わかってて言ってるとこがちょっと面白いし。要するにかまってほしかったんだ?」

そうなのかな・・・たぶんそうなんだろう。
「いい子」は嫌だ、かまってほしいって言いたかっただけなんだと思う。
我慢して物分りのいいふりしてれば好かれるのかと思ってけど、彼は可愛い気がないと思ってたらしい。
頑張ってマイナスの感情を出してみたら、彼は可愛いと言ってくれた。

なんだ、もっと素直に言えばよかった。
別に「いい子」でなくてもいいのかと思ったら、気持ちがとても軽くなった。
いつも駄々こねるわけにはいかないけど、爆発しちゃう前にちゃんと言えばよかったんだ。
こんな簡単なことがわからないんだから私はだめだなぁと思う。
それでもそんなダメな私の話を聞いて笑い飛ばしてくれた彼に感謝。
彼と出会ってから、私は少しずつ自分の感情が表現できるようになってきた。
自分の感情や思いは押さえ込むものだと思ってた私に、彼は表現することを教えてくれる。
彼に甘えて私は、少しずつ成長できてるような気がしてとても嬉しい。

「心配しなくても今週末会ったらいっぱいいじめてあげるよ」

そう言ってもらえるだけどとても幸せ。
いっぱいいじめて、泣かされて、それだけでいじけてた自分は吹き飛んでしまうんだろう。
今度同じようなことがあったら素直に言うから、その時はまた笑い飛ばしてね。

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